うらうら (樽)

うらうら (樽)

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OGA BREWINGでは毎春、大切なスタッフの門出に向けて「卒業ビール」を醸造しています。地ビール時代の正統派ヴァイツェンに心を寄せる杏氏が思い描くのは、「休日の昼下がり、ひとり時間を贅沢に過ごすためのビール」。誕生した「うらうら」は、窓から注ぐやわらかな自然光に、心身も周囲もすべてがほどけ合う感覚そのもの。苦みないやさしい余韻は、ビール苦手な人をも魅了。

  • スタイル : ヘフェヴァイツェン
  • モルト : ハイデルベルク、ウィート、カラメルピルス
  • ホップ : コロンバス、ザーツ
  • ABV : 4.0%
  • IBU : 13
  • 容量: 350ml
うらうらショートショート
「キラキラRPG」

家の近くの公園に行くと、お目当ての桜は七分咲きだった。運良くベンチに空きがある。
プシュ!
お気に入りの缶ビールを開けると、一口飲んだ。まさか社会人一年生の女子が昼から公園でビールを飲むとは思わないだろう。周りの人は私に無関心。それがなんだか可笑しくて、一人クスリとした。
去年もここでサクラを見たけど、気楽な学生が終わる寂しさと、社会人になる期待はあったけど不安もあって、桜がキラキラしていなかった。曇りだったのかもしれないけど。そして、社会人は異世界転生のようだった。
仕事は丸投げされるし、正解はどこにも落ちてない。苦手な人とも上手くやらないと仕事が進まず、何度陰で泣いたかわからない。
でも...。社会はキラキラなアイテムを見つけるロールプレイングゲームーー。
(やっぱり、サトウには独創性があるな。信じてたよ。企画、とても良いよ)
半年前いきなり新商品の企画を担当することに。何度もダメ出しされながらも修正を続けていたら、昨日、課長にそう言われた。
独創性ーー。自分の中にあると思いもしなかったキラキラ。
そして、今もキラキラをゲットした。
昼から飲むビールは、うらうらして美味しいーー。
缶ビールを桜にかざす。桜の間から溢れる光が缶ビールをキラキラにした。世界も私もキラキラなアイテムで溢れてる。